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映画 | 2006/02/27(月) 21:56
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今日は『普通の人々』(1980年製作)を紹介しましょう。本作は第53回アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞を受賞した映画です。

監督;ロバート・レッドフォード  出演:ドナルド・サザーランド、ティモシー・ハットン、メアリー・タイラー・ムーア

●あらすじ● アメリカの平凡な中流家庭が長男の事故死をきっかけに序々に崩壊の道へと進んでいく。

 ロバート・レッドフォードの監督第一回作品である『普通の人々』は
、俳優出身のレッドフォードの華やかなイメージとは全く毛色の違うものになっています。

 とにかく地味だし、ドラマチックな演出もほとんど無い。終始淡々と家族が崩壊していく様子を描いています。が、下手な小細工など使わず、ただシンプルに1980年のアメリカの家庭の姿をフィルムに収めたのが大いに評価されたのでしょう。

俳優人は助演男優賞を得たティモシー・ハットンを始め、どのキャストも素晴らしい演技を披露してます。これぞ演技合戦。

 でも僕、実を言うとこの映画好きではありません。ロバート・レッドフォードの監督作でもあり、アカデミー賞を獲った名作でもあるので期待し過ぎたのがいけなかったんでしょうか。全然楽しめなかったです。

 現代のアメリカの家庭の本質を知りたいなら『アメリカン・ビューティー』の方が遥かに面白く、映像も美しいです。


 心に傷を抱えた次男と精神科医との交流もどこか深みが無く、結局最後はどうなったのかもよく解りません。何を解決したのかも不明なのに彼らは互いに抱き合います。ここにきて泣かせの演出かよ!と思うと急に冷めてきました。どうせなら監督にはお涙頂戴などは一切無しで撮ってほしかったな。

 また、この精神科医と若者のシークエンスは『グッド・ウィル・ハンティング』とどこか似ています。心の中でそこが鑑賞中ずっとひっかかっていました。製作年ではずっと『グッド・ウィル~』の方が後になってからなのですが。しかもこのセラピストの先生のキャラクターは全く深みのない人物に仕立てられている!もっとこの人物の内面的なデティールも描いてほしかったですよ・・・。


 ラストシーンでも父子が抱き合うんです・・・!ここまで一切ドラマチックな演出を排除してきたのに、何故ラストで親子にベタな抱擁をさせるんでしょうか。納得いきません。最後に父親が本音を吐露する場面は好きなんですがねぇ。

 
 兄の事故死に負い目を感じている次男と、その次男に愛情を上手く注げずにいる母親、そしてその二人を意識しつつも何も出来ずにいる父親・・・。
実際はこの家族、長男が事故で命を落とす前から既に家庭はバラバラだったのではないでしょうか。兄の死をきっかけにガラガラと崩れ落ちていき、最後には空中分解してしまったと思うのです。

確かな絆をみつけ出せないまま終わってしまった家族・・・。これがロバート・レッドフォードの唱える「普通の人々」なのでしょうか。それならばあまりにも皮肉で残酷です。


 

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2006/02/28(火) 16:22 [編集]







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アキオ

Author:アキオ
びびっ!とキタものを Vivid(鮮やかに) 紹介していきます☆★


*中島卓偉*プロフィール

1978.10.19 / 福岡県出身/ A型

バンド活動を経て、“TAKUI”として1999年ソロデビュー。

抜群の歌唱力と圧倒的なライヴ・パフォーマンス、そして稀代のソングライティング能力には業界内・外からも定評がある。

●最新シングル
『3号線』
発売中!

●デビュー10周年記念アルバム『BEST YOURS』
~TAKUI NAKAJIMA Anniversary 1999-2008~
発売中!!←はじめて卓偉の音楽に触れるひとにオススメ!ぜひ聴いてみて♪

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