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[Smiler]

EPCE-5518~9 /
初回生産限定盤[CD+DVD]
¥2,800(tax in)
※初回生産限定特典DVD:2007年7月に行われたGET OUT TOYBOX TOURから「It’s up to you」 (7月8日Shibuya O-EAST)と「HELLO MY FRIENDS」(7月15日福岡Be-1)のライブ映像2曲を収録。

01.お願い胸騒ぎ
02.SYSTEMATIC
03.CRY CRY CRY
04.SMILE
05.さすらいのGUITAR MAN
06.コードネーム 1091
07.はじまりの唄


 ●「テレビジョン」はやはり今作への布石だった

 前作『僕は君のオモチャ』のラストに収められた「テレビジョン」では自らを糾弾するかの様な心情を吐露し、「どうした卓偉!?」とリスナーを戸惑わせてから約半年・・・。

去る11月。吹きすさぶ木枯らしと共に舞い込んできたニューアルバムは、そんな我々の胸騒ぎなどどこ吹く風!といった具合の痛快な傑作に仕上がっていた。中でも特筆すべきは多くのファンが面喰らった、一曲目の「お願い胸騒ぎ」である。


 僕はただのテレビジョン?自分だけが届かない 叫べない?何をいつまでメソメソ泣いているのだ、これでも喰らえ!カレーの匂いがお出迎えだ!!的な問答無用の破壊力を秘めたマシンガン・ナンバーだった。アルバムジャケット同様、愛すべき悪ノリ 全開!!

 だが、こういった返答は今始ったことではない。かつて「FAR EASTERN」の後に「SHINING DAYS」があったように「ひとりになることが怖かった」の後に「HELLO MY FRIENDS」があったように、2007年においても「テレビジョン」の後に「お願い胸騒ぎ」というアンサーソングがあるのだ。やっぱり最後は笑ってフィナーレを迎えたい、それが卓偉の信条ではないか。

●下手な信号機よりもカラフルだった2007年の中島卓偉

 前作と関連づけられる点は他にもあり、アルバムのジャケットのカラーが『僕は君オモチャ』が「青」『SMILER』が「赤」であるのも、この2作品が色というコンセプトに基づいて制作されているのがわかる。又、「青」と「赤」の間に挟まれた「黄」という色も本作を語る上で重要な色である。

 婉曲な表現はやめよう。「黄」とは8年ぶりに再発された『20's CALBORN』のイメージカラーを指しており、本作の最後に収められた「はじまりの唄」は『20's CALBORN』収録予定曲だったという。おそらく『20's CALBORN』の再発とそれに伴うプレミアムライブが大盛況に終わった事で過去に作ってきた曲が諸手を挙げて受け入れられるのを肌で感じたのだろう。

 いや、むしろその傾向は06年のカウントダウンライブのサブステージで不意に歌い出したバンド時代の名曲「めぐりあえた二人」から芽生えていたのかもしれない。とにかく『20's CALBORN』にまつわる一連のプロジェクトが本作を制作する上で大きなターニングポイントとなったのは事実だ。

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(一応、アビーロードが描かれたTシャツで信号を再現してみました)

●アイツが帰ってくる!?~結婚詐欺師、再び…?~
 
 歌詞の面を考察すると過去には「what do you mean?」くらいしか存在しなかったフィクションのストーリー仕立ての作風が大半を占めている。最も有名な例を出すならビートルズ時代からポール・マッカートニーが得意としている手法である。
 音楽評論家の椎名宗之氏が指摘したように、曲の中にシリアスなメッセージを忍ばせることに成功した前作『僕は君のオモチャ』がジョン・レノン的な世界観だとしたら、物語仕立ての歌詞をメインにした『SMILER』はポール・マッカートニー的な世界観だと言える。

 前作では語感を優先した歯切れのいいキーワードが全面に出、テレビジョンやヌイグルミなど三人称を主体に用いた歌詞を重視する傾向があったが、今作ではそれらを踏まえたうえで、様々な人物が錯綜する物語風の歌詞の作り方も会得してしまった。ここまで短期間で歌詞のバリエーションを豊かにできる作詞家はそうはいないだろう。

 今後はこういったストーリー仕立てで描かれた、聴き手のイマジネーションを膨らます歌詞が増えていくはずだ。卓偉としても今後の楽曲の歌詞中に「お願い胸騒ぎ」のタクシードライバーや「コードネーム1091」のスパイが再び登場するケースもあり得る、と発言している。個人的には「what do you mean?」の結婚詐欺師とコードネーム1091の騙し騙されの衝(笑)撃的な対決も見てみたいのだが…!?


●ではそろそろ毎回恒例となった全曲解説をしていこう。卓偉のブログ「音楽の原液」の本人によるタネ明かし満載の全曲解説と併せてどうぞ。http://blog.excite.co.jp/takuiblog/

01.お願い胸騒ぎ(以下すべて作詞・作曲:中島卓偉 編曲:増本直樹)

 言葉をたたみかけるようにリズムに乗せて早口風にまくしたて、休む暇もなく押しまくる歌唱スタイルはボブ・ディランやジョン・レノンを髣髴とさせる。       
そしてサビに入ると「お願い♪お願い♪胸騒ぎ♪」というドが付くほどキャッチーなフレーズが聴き手に襲いかかる。この単純なサビが計算されており、ギリギリのラインで飽きが来ない程度にリピートされる。

歌詞の主人公がタクシードライバーで、春夏秋冬のそれぞれの季節にキャラクターの違う4人の客を乗せる、といった物語風の内容。映画に例えるなら『ナイト・オン・ザ・プラネット』という作品に近いものがある。

 「横断歩道から横切る三番目のカブトムシは一人髭もなく 裸足で歩いている」という一節は、ビートルズの『アビーロード』というアルバムのジャケットで他の3人のメンバーとは違い一人だけ髭がなく、裸足で歩いているポール・マッカートニーを指したもの(このことからポールの死亡説という都市伝説も流布した)。
 カブトムシを英訳するとBeetle(ビートル)で、アウトロ部のyeah!yeah! yeah!のシャウトもポールに似せようとしているかに響く。

 サビのフレーズだけを拾うと一歩間違えればB級ポップスに堕する危険性もあるが、大胆な曲構成、そして深読みしたくなる歌詞などを全体的に俯瞰すると驚くほど緻密に計算されているのがわかる。中島卓偉はリスナーを自分より一歩後ろについてこさせる天才だ。


02.SYSTEMATIC

 「6-CASTER-9」か?と思わせる鋭い切り口をもったリフが全編を貫くロックンロール。歌詞は代わり映えしない、繰り返されて行く日々に誰も彼もがゼンマイ仕掛けで生きている様を皮肉っぽく描いた作風。同じくチャップリン作品に『モダン・タイムス』という機械仕掛けの現代を風刺した映画があるので、そこから影響を受けたのかもしれない。
 コーラスはグラムロック風で、現在の日本でこのセンスを打ち出せるミュージシャンは卓偉だけかもしれない。希少価値ともいえそうなナンバーだ。

03.CRY CRY CRY
 
卓偉としては初の試みであるリズムパターンが変化せず、終始ワン・ビートで押し切るディスコナンバー。4~5つ位のコードをループさせるあたりも、blurのヒットシングル「Girls& Boys」を思わせるようなサイバーポップでもあり、サビの後の裏声のセクションも似ていたりする。

 前作に収録された「僕らのヒーロー」もサビは四打ちのディスコビートが堪能できたが、ライブではメロの部分が若干、サビと比較すると盛り上がりに欠けた印象があったのを覚えている(まぁ、そのメリハリの効き具合が『僕らのヒーロー』のイイ所なのだが)。

「CRY CRY CRY」はそれを踏まえた上で、徹頭徹尾のワン・ビートアレンジに仕上げたのだろうか。結果、卓偉の思惑通り、ライブにおいてはフロアで腰を揺らしてリズムを取るオーディエンスが多く、卓偉のライブではあまり見られないディスコティックな光景が視界に広がった。

●後半に続く。

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コメント

良いレビューですね~

こんにちはKatsuです(笑)
このブログはカッコイイですね。
個人的には「早くフルアルバム聞かせろ!」って感じですが・・
あと「めぐり会えた二人」は東京のカフェイベントで演ったのに
大阪では1曲のみとは残念。。。。
(声の調子が悪かったので仕方ないけど・・・)
2008/01/18(金) 17:33 katsu URL [編集]

Katsuさんいらっしゃいませ(笑)コメントありがとうございます。

僕もやっぱりフルアルバムが聴きたいです!卓偉も本心は絶対フルで行きたいと思ってるはずなので、今年こそフルアルバムを期待してます!

年明けの東京のティータイムでは「めぐり会えた二人」と「without you」も演奏したそうじゃないですか!う、うらやましい・・・!

2008/01/20(日) 00:47 アキオ URL [編集]







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プロフィール
 

アキオ

Author:アキオ
びびっ!とキタものを Vivid(鮮やかに) 紹介していきます☆★


*中島卓偉*プロフィール

1978.10.19 / 福岡県出身/ A型

バンド活動を経て、“TAKUI”として1999年ソロデビュー。

抜群の歌唱力と圧倒的なライヴ・パフォーマンス、そして稀代のソングライティング能力には業界内・外からも定評がある。

●最新シングル
『3号線』
発売中!

●デビュー10周年記念アルバム『BEST YOURS』
~TAKUI NAKAJIMA Anniversary 1999-2008~
発売中!!←はじめて卓偉の音楽に触れるひとにオススメ!ぜひ聴いてみて♪

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