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映画 | 2006/06/29(木) 04:02
●あらすじ●太陽に当たれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱える16歳の少女と、サーフィン好きな高校生が恋に落ちる日々を描い物語。

●スタッフ●監督:小泉徳宏 脚本:坂東賢治
出演: YUI/塚本高史/麻木久仁子/岸谷五朗
主題歌: YUI 『Good-bye days』
(Sony Music Records Inc.)
製作年/国: 2006/日本
配給: 松竹



いたって単純明快な難病モノ+ミュージシャンのプロモーション映画なのだが、悪くはない。YUIの演技は棒読みだが、大根役者ではない。さりげない仕草や憂いを帯びた表情作りが素晴らしい。

そして彼女が歌う『Good-bye days』は紛れも無い名曲である。個人的には、この歌詞にある「今、変わる気がする」という一節がかなり好きだ。新しい恋によって自らが変わる気がする、と歌うYUIはこの物語の主人公・雨音薫の心境をすべて代弁していると思う。

特筆すべきはYUIが部屋の窓から塚本高志を眺めるオープニングシーン。このショットは申し分ないくらいこの映画全体を物語っている。結局このショットに尽きる映画なのではないか。


太陽の光を浴びることが出来ず、夜明け前に帰宅する主人公と、夜明けになると海にサーフィンをしに出かける、いたって普通の高校生。そのストーリーの軸となる主要人物の関係性がこのワン・ショットで明確に表現されているのだ。

この窓こしのYUIのクローズ・アップと、そのYUIの視点の先にいる塚本高志の俯瞰ショット。そう、これはヒッチコック代表作の『裏窓』のオマージュかと匂わせる演出である。うむ、若干25歳ながらかなりの古典的なアプローチを仕掛けてくる監督である。恐るべし・・・。

『裏窓』の主人公であるジェームズ・スチュワートとYUI、全く似つかわしくないキャストだが、一つ共通するものがある。それは共に身体に障害を抱えていることだ。

『裏窓』のスチュワートは、片足を骨折し、その暇つぶしに窓から向かいのアパートの住人を眺めるカメラマン。『タイヨウのウタ』のYUIは太陽の光を浴びてはいけない病気(色素性乾皮症)の為、毎日陽がしずんだあとギターを持って駅前で歌う少女である。


また、両者とも「窓の向こうの世界」に介入した挙句、結果的に自ら「死」を招いてしまった人物である(『裏窓』のジェームズ・スチュワートは更にもう一本の足を骨折する。これは死へのメタファーなのではないか)。

こういった様にヒッチコック作品との類似性が指摘される本作であるが、ヒッチコックとは違ってサスペンス要素は皆無に等しく、気持ちよく「泣ける映画」である。『セカチュー』よろしく、館内の観客のほぼ8割がすすり泣いていた。ちなみに私は無理やり泣こうとしてちょっぴり泣いた派。
 
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アキオ

Author:アキオ
びびっ!とキタものを Vivid(鮮やかに) 紹介していきます☆★


*中島卓偉*プロフィール

1978.10.19 / 福岡県出身/ A型

バンド活動を経て、“TAKUI”として1999年ソロデビュー。

抜群の歌唱力と圧倒的なライヴ・パフォーマンス、そして稀代のソングライティング能力には業界内・外からも定評がある。

●最新シングル
『3号線』
発売中!

●デビュー10周年記念アルバム『BEST YOURS』
~TAKUI NAKAJIMA Anniversary 1999-2008~
発売中!!←はじめて卓偉の音楽に触れるひとにオススメ!ぜひ聴いてみて♪

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