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とうとう発売になった中島卓偉1stアルバム『傘をささない君のために』。TAKUIとしての活動に区切りをつけ、中島卓偉と名乗ってまで表現したい音楽がここにはある。

今回は予告通りにアルバム全曲レヴュー行う。卓偉はインディーズ以来、アルバム12曲をA面・B面と分けて構成している。アナログレコードファンの卓偉らしいやり方だ。
よってレヴューは1~6曲目をA面とし、この記事で紹介。後半の7~12(13)曲目をB面として次の記事で発表する。また、曲ごとのレヴューの最後に、その歌の中で最も“びびっとキタ”一節を掲載したのでそこも注目しながら読み進めてもらいたい。

A面
01. 誰かの声
再生と同時に卓偉の1オクターブ低い声から始まるノスタルジックなナンバー。この曲を耳にすると「共鳴野郎」を思い出す。まさに“大人になるためのメッセージ”というイベントのテーマにこれほどまでに適したマテリアルは無かっただろう。前作『VIVAROCK』のラストを飾る曲「福岡」に対し、この「誰かの声」の歌いだしは「東京の夕暮れが~」から始まる。そう、前作とリンクしているのだ。それはTAKUI→中島卓偉への架け橋的な意味を持っているのだと思う。この名曲が『ALWAYS 三丁目の夕日』の主題歌にならなかったことは日本映画史にとって致命傷だったという気さえする。

「『大人になることが こんなにもせつない』」

02. 雪に願いを
TAKUIのラストシングルでもあり、実質的には中島卓偉が産声を上げた曲。よって我々リスナーにとって、記念碑になるだろう存在。[HELLO MY FRIENDS / 太陽が沈む前に]の次にこの曲が発表された時、多くファンはこの温度差の違いに戸惑ったはずである(実際に夏の歌→冬の歌であるが)。しかし、このアルバム単位で聞くと全く違和感はない。
 「ふわり」という“和”を意識した歌詞と柔らかい音作りが絶妙にマッチし、優しさと抑制を誘う楽曲である。

「歩道橋の上できみと見上げる 冬の夜空と雪に願いを」

03. 月さえ眠る夜に
タカハシアキラ氏の提供作であるが、まるで中島卓偉作曲であるかの様に、自分のものにしている吸収力には感服。本作の中で最もアコースティック・ギターの音が良く録れている。佐橋氏はどうやら多重コーラスを器用に操るプロデューサーであると思う。このアルバムからシングル・カットされるなら間違いなくこの楽曲だろう。PVも制作され、幻想的な内容に仕上がっているので必見。

「明日が近づいても 黙ったままでも 君の事わかってあげたいんだよ」

04. メッセージ
以前、シングル発売時にこのブログで特集を組んだので詳しくはそちらを読んでいただきたい。
中島卓偉の1stシングルであり、初の先行シングル。サビの裏声が大きな話題になったナンバーだが、純粋にメロディーが美しいので一級のポップ・ソングとして申し分ない出来。歌詞の中にある「あの日と同じ風のメロディー」とは、ビートルズの「NOWHERE MAN」のこと。卓偉が幼少期によく口ずさんでいた曲だそうだ。イントロは英国を代表するロックバンド/ザ・ポリスを髣髴させるアルペジオである。
アルバムを通して聴くと、やはりこの歌がシングルとしてリリースされて良かったと思う。だが、この曲が約3000枚しか売れなかったのは日本のミュージックシーンにとっての功罪であるのは確かだ。

「“大したことのない自分を抱きしめられたら 忘れてしまった空の青さきっと見つかるさ”」


05. BLACK HOLE

曲調は明るいのに歌詞が痛い。そのためか、このコントラストが際立っていて面白い。詞の内容がこのブログに全文掲載したい程に痛く、それでいて素晴らしい歌詞である。ここまで「弱さ」を全面に押出せたのは「中島卓偉」と名乗ることができたからだろう。今回、様々な作家が作詞に関与したが、やはり彼の歌詞が一番好きだ、と思わせてくれる。シャッフルのリズムに乗せ、サウンドの色付けは後期ビートルズ・チック。意外にもサビから始まる楽曲は卓偉作品においては珍しい。

「お前、変わったよなって俺を知る奴は言う 『そんな頑張っちゃってどうすんの?』」



06. 雨が降る
A面ラストを飾る曲は卓偉が16歳の頃に作った叙情的なナンバー。過去に「FAR EASTERN」や「ALL ALONE」「ALIVE」などと同系統の曲調だが、卓偉の表現力が決定的に違う。もはやデビュー当時から桁外れの実力を兼ね備えたヴォーカリストだったが、ここにきてまた一段とレベルを上げたようだ。恐るべし・中島卓偉。16歳の頃の曲らしく、コード進行は他に比べてスタンダードだが、その分無駄なギミックなしの裸の声が聴ける。16歳と27歳・・・10年の時を得て発表されたこの曲にどんな深い意味があるかはまだわからない。しかし、A面の最後に配置された楽曲なので彼にとっては大切な意味合いを含んでいるのだろう。

「BLACK HOLE」で袋小路に迷い込み、この曲で雨に降られる・・・。卓偉はコンセプト・アルバムではないと言うが、この繋がりは策略的である。雨に降られた主人公のその後は・・・?
答はB面の一曲目に隠されている。

「もう帰れる場所はない、捻じれたフィルム巻き戻すように どんな罪でも 嘘をついてもいいよ。」

ここでA面は幕を閉じる。次の記事ではB面を大特集するので乞うご期待!!
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オクターブオクターブ(''8va''と略されることもある)とは、振動数が2対1になっている2音間の音程のことである。たとえば、振動数が400ヘルツ (単位)|Hzの高さの音の場合、1オクターブ上の音の振動数は800Hz、1オクターブ下の音の振動数は200Hzとなる。また、単位にデカー
2007/09/30(日) 06:11  単位がないと不便
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プロフィール
 

アキオ

Author:アキオ
びびっ!とキタものを Vivid(鮮やかに) 紹介していきます☆★


*中島卓偉*プロフィール

1978.10.19 / 福岡県出身/ A型

バンド活動を経て、“TAKUI”として1999年ソロデビュー。

抜群の歌唱力と圧倒的なライヴ・パフォーマンス、そして稀代のソングライティング能力には業界内・外からも定評がある。

●最新シングル
『3号線』
発売中!

●デビュー10周年記念アルバム『BEST YOURS』
~TAKUI NAKAJIMA Anniversary 1999-2008~
発売中!!←はじめて卓偉の音楽に触れるひとにオススメ!ぜひ聴いてみて♪

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