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映画 | 2006/04/27(木) 03:47
イエス!!みてきました!!ジョニー・デップの最新作『リバティーン』。今回はミニシアターを中心に公開している“京都シネマ”に観にいったのです。この映画館に行くのは初めてだったのですが、なかなかイイ!!ポップコーンは売ってないのですが、自動販売機のジュースの持込はオッケーなのです(そこかよ)。客席も実にミニシアらしく、こじんまりとしている一方で、妙な一体感と懐かしさが同居していました。あっ、ちなみに今回は多少ネタバレが入ります!未見の方はご注意を!

●あらすじ●1600年代、イギリス。
主人公のロチェスター伯爵こと、ジョン・ウィルモットは天才詩人。
だが、それと同時に自由奔放・傍若無人・酒好き・女好きの放蕩を生きがいとしていた。
ある日、彼は芝居小屋で不評を買ってる女優を気に入り
彼女の才能に惚れて、演技指導を申し出るが・・・

監督:ローレンス・ダンモア
音楽:マイケル・ナイマン
出演:ジョニー・デップ
    サマンサ・モートン
    ジョン・マルコヴィッチ
    ロザムンド・パイク

さて、この映画なのですが、まずジョニー・デップありきの映画です。そしてこの一般ウケしない内容ときたら!ジョニー以外の役者が演じようものなら、どの配給映画も買い付けないでしょう。
しかーし!このアングラな感じ、僕には堪りません。「解かる人にだけ解かればいい」、まさにそんな感じでした。

そういえば、この映画を観てふと気づきました。詩人、詩をテーマにした映画はどれも言葉が美しいと。それは映画の主人公、ジョニー演じるロチェスター伯爵も同じですね。詩人だけあって彼のセリフは流麗。美しい言葉の数々に思わず魅了されてしまいます。

この映画はプロローグとエピローグにロチェスター伯爵の独白が挿入されるのですが、正直、この場面だけで十分!(笑)いや、本編が悪いわけではないのですが、このシーンがあまりにも圧倒的だったもので・・・。

「どうか私を好きにならないでくれ・・・」と、プロローグは伯爵が私たちに語りかけるような演出で物語が始まります。もちろんカメラ目線で。この時点では「はぁーん、新手の奇襲戦法だな」と、鷹を括っている程度でした。

しかし、エロスと悲哀に満ちた本編を堪能した後の、エピローグの独白からは異なった印象を受けました。プロローグとはバックのセットや伯爵の衣装など、外的な面は全く同じなのですが、明らかに「違っていた」のです。

ここで彼は再び「どうか、私を好きにならないでくれ・・・」と口を動かしはじめるのですが、その語りかけの対象が私たち観客ではなく、自らに自問自答している事に気づくのです。
オープニングと同一のセリフなのに、あの波乱に満ちた本編を体験した後か、その言葉は遥かに重みがあります。

そして呪文を唱えるかの様に「好きにならないでくれ・・・」つぶやき続け、最後には闇の中にフェイドアウト・・・。この神々しいまでのシークエンスに流れる音楽もかなり素晴らしいです!あぁー鳥肌立ったなぁ・・・

僕としてはこんな人物を愛したくないし、愛されたくない(伯爵はどっちもイケる、と述べているので)。しかし、面白い男だと思ったし、もっと知りたいと思った。恐らくこの役を演じたジョニー・デップも同じ様に思ったはずです。でも、決して友達にはなりたくないなぁ~・・・。

その一方で、本編のカメラワークや編集は芸が無いな~との印象を受けました。映像自体は美しいのですが・・・。でも、映像は高貴な中世ヨーロッパを舞台にしているので当然と言えば当然かもしれないですがね。

そして内容が所々かなりハショっている気がします。かなり駆け抜ける様な2時間という印象を持ちました。もっと上映時間を長くしてもいいので、丁寧に描いてほしかったですね。
唐突にストーリーと舞台が著しく飛ぶので違和感を覚える上に、時間経過が解かり辛かったです。つなぎ方が?なカット割りが多々ありました。これはぶつ切りである編集が原因でしょう。

この監督はこれが劇場映画デビューらしいですね。今後は、観客の視点に立った上での、作品づくりを望みます。いささか丁寧さに欠ける気がします。

前述した通り、冒頭と結末のモノローグのシーンが逸品です。
しかし、それ以外では、どうも監督の力量のなさが露になってしまっている気がしますね。ジョニーを始めとする、個性的な役者陣の好演によってかなり救われている映画でしょう。

これを例えるなら、この映画はパンだけ美味しいサンドイッチ。間に挟まれた“具”はコックが下手なので残念ながら美味しくない。具の材料は個性的で一級品なのにねぇ・・・

評価 ★★★★☆ でも評価は4点なんですよ。



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映画館にて「リバティーン」★★☆17世紀の英国ものと聞いただけで私の好み。しかもジョニデが放蕩詩人の貴族の役をやるなんて超期待していた。この時代背景を知ることがまず重要。1660年代は“王政復古”の時代で、科学技術や芸術が急速に発展し、性に対する考え方もとても
2006/04/29(土) 16:07  ミチの雑記帳
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2006/05/02(火) 00:34  映画通の部屋
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ 奔放がゆえの孤独、絢爛がゆえの闇 
2006/05/03(水) 20:35  カリスマ映画論
コメント

明日帰るべ!!絶叫だポキ!!
2006/04/28(金) 20:56 ポキ URL [編集]

ポキポキするぜ!
2006/04/29(土) 03:02 管理人 URL [編集]

TBありがとうございました

こんにちは♪
私も「京都シネマ」まで遠征したことがありますよ!(ちなみに北陸の住人です)
冒頭とラストのモノローグはピカイチでしたよね!
そしてこの役はジョニデにしかできないような気がします。
2006/04/29(土) 16:09 ミチ URL [編集]

まじっすか!?「遠征」という言葉はミチさんのためにある言葉ですね~!!京都人としてはとってもうれしいです★ジョニーによる、ジョニーファンのための映画って感じでしたね~♪
2006/04/30(日) 02:52 アキオ URL [編集]







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プロフィール
 

アキオ

Author:アキオ
びびっ!とキタものを Vivid(鮮やかに) 紹介していきます☆★


*中島卓偉*プロフィール

1978.10.19 / 福岡県出身/ A型

バンド活動を経て、“TAKUI”として1999年ソロデビュー。

抜群の歌唱力と圧倒的なライヴ・パフォーマンス、そして稀代のソングライティング能力には業界内・外からも定評がある。

●最新シングル
『3号線』
発売中!

●デビュー10周年記念アルバム『BEST YOURS』
~TAKUI NAKAJIMA Anniversary 1999-2008~
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